美味しかった日本酒やプレミアの日本酒の思い出を色褪せさせない為にも、日本酒のラベルを保管しておきたいですよね。
でも、その前に立ちはだかるのが、「ラベルを綺麗に剥がせるか?」ではないでしょうか?
せっかくなら、綺麗に剥がして見栄えよく保管・飾っておきたいですよね。
今回は、そういったあなたにラベルの簡単な剥がし方を伝授いたします。
特に、和紙でできた日本酒ラベルでは、いつも剥がすのに失敗してしまう!って方は参考になると思います。
日本酒ラベルの剥がし方!
日本酒のラベルを剥がす方法には、以下のように色んな方法が存在します。
- 水(お湯)に浸けておく
- 日本酒用ラベルコレクター
- シール剥がしスプレー
- ドライヤーで温める
1.お湯に浸けておく
日本酒のラベルを剥がす方法を色々試しましたが、この方法が一番簡単に剥がすことができました。
詳しくは、下記で説明しますが、簡単に言うと瓶全体をお湯に浸かるようにするだけです。
この方法を試してみたのですが、和紙のラベルでも綺麗に剥がすことができました。
日本酒のラベルのほとんどは水溶性の糊(のり)で貼ってあるため、お湯に漬けておくことで剥がれやすくなるのです。
2.日本酒用ラベルコレクター
こちらは、ラベルに強力な粘着シートを上から貼り付けて、強剥がしていく方法です。
ワインのラベル剥がしとしても有名ですね。
日本酒用としては、ファンヴィーノという商品が人気なようです。
ただし、ラベルコレクター事体があまり市販で見かけないので、ネット通販を利用する必要があるかもしれません。
3.シール剥がしスプレー
名前の通りですが、ラベルに専用のスプレーを噴射して剥がれやすくする方法です。
通常、画像のようにヘラが備え付けてあるので、スプレーとヘラを交互に使いながら、ラベルを剥がしていくことになります。
4.ドライヤーで温める
ドライヤーをどう使んだ?と思われるかもしれませんが、使い方は、ラベルに熱風を送るだけです。
熱の力によって、ラベルの粘着力が弱くなるので、剥がしやすくなるという理論ですね。
貼ってあるラベルにもよりますが、温める時間が必要な分、少し時間がかかってしまう方法になります。
お湯に浸すだけ!これで和紙の日本酒ラベルも綺麗に剥がせる!
数ある日本酒ラベルの剥がし方でも、簡単かつ、綺麗に剥がす方法が「お湯に浸す」方法になります。
本当にお湯に浸すだけで、綺麗に剥がせるの?と疑問に思うかもしれませんが、安心して下さい。
今回は見本として、通常のラベルと和紙のラベルが貼ってある雁木で試しています。(和紙部分は上記の写真では切れています)
それでは、お湯に浸してラベルを剥がす方法をご紹介します。
まず、やり方を簡単に説明しますね。
- お湯に浸す(水でも可)
- 1~4時間くらい浸しておく
- 頃合いを見てラベルを剥がす
- 見栄が良く装飾して完成
と、こういった流れになります。
実際に試してみましたので、ラベルを剥がす時の参考にしてみて下さいね。
1.お湯に浸す
まずは、剥がしたい部分のラベルがお湯or水に浸るようにします。
用いるのは何でも良いですが、バケツなど比較的大きなものを用意しましょう。今回は、一升瓶ということもあって、浴槽に浸すことにしました。
ここでのポイントは、
- 剥がしたいラベル部分を全部浸かるようにすること
- 瓶の中に水を入れること(浮いてこないように)
- お湯に浸すこと(剥がれやすくなります)
こういった所です。
特にお湯で浸すことで、剥がれやすくなるので、失敗したくない人は熱めの温度で試すようにして下さい。(今回は残り湯のため水で試しています)
「雁木」のラベルだけでなく、上の「おりがらみ 秋熟」まで剥がしたいので、その部分まで浸しています。
ちなみにこの「おりがらみ」の部分が「和紙」になります。
2.数時間浸しておく
こちらは、4時間浸していた後の写真になります。
和紙の部分に水がしっかり浸透しているのが分かると思いますが、これが簡単に剥がれますよ!というサインです。
和紙の部分だけなら、30分くらいでも大丈夫だと思います。(銘柄部分も考えて長めに浸しておきました。)
3.頃合いを見てラベルを剥がしていく
それでは、まず和紙の部分から剥がしていきます。
水分がラベルに浸透しているので、爪で底を持ち上げてやると簡単にラベルが浮いてきます。
少し持ち上げたら、指で挟んでソーっと持ち上げるように剥がしていきます。
ここまで来たら、残り部分も簡単に剥がれるので、和紙が破れないようにゆっくりと剥がしていきましょう。
次に、銘柄部分のラベルを剥がしていきます。
少し粘着力が強かったのですが、浸していたおかげが瓶に張り付くこともなく、剥がれていきます。
元の瓶を見て頂けたら分かると思いますが、何の跡もなく綺麗に剥がれていますよね。
お湯に浸しておくだけで、和紙ラベルでも失敗知らずで剥がすことが出来るんですよ。
ちなみに、剥がしたラベルは乾かすようにして下さいね。
特に和紙の部分は、水分を含んでいると千切れやすくなっているので、細心の注意を払って下さい。
最後の最後でビリッ!ってなったらシャレになりませんからね(笑)
今回は、安全のために30分タオルの上で乾かしました。
4.見栄が良くなるよう装飾していく
最後に見栄よくラベルを装飾して、保存しましょう。
今回は例として、以下のようなものを用意してみました。
- 和紙
- ハサミ
- 両面テープ
- 額縁
- クリアファイル
ちなみにですが、「和紙」「額」「クリアファイル」は100円均一で揃えました。
こだわりがあるのなら、自分の気に入ったものでも良いと思いますが、個人的にはお金をかけなくても大丈夫だと思いますよ。
今回は、雁木のラベルを紺色の和紙に貼り付け、額縁に入れてみたいと思います。
まずは、用意した和紙にラベルを貼り付けていきます。
貼り付けるのは糊(のり)でも良いんですが、ラベルがしわくちゃになるリスクがあるので、両面テープで貼り付けてみました。
両面テープはラベル全体に貼らなくても、四方に貼るだけ十分ですよ^^
どうですか?和紙にラベルを貼り付けるだけで、一気に雰囲気が出てきませんでしたか?
次に、額縁に入れていきます。
こちらも100均で購入したものなので、少し安いっぽいカンジもしますが…
どんっ!
かなり良いカンジに仕上がりましたね!
お金をかけて、いかにも高そうな額縁に飾るのもいいですが、少し工夫をするだけでおしゃれ雰囲気を醸し出すことができるんですよ。
これが飾ってあったら、目を引くと思いませんか?
是非、あなたも今回ご紹介した方法で、ラベルを上手に剥がして、人が驚くような装飾を楽しんで下さいね。
ちなみに、お湯に浸す方法では、数時間はかかってしまいます。
「出来れば、今すぐにラベルを剥がしたい!」って人は下記の方法も参考にしてみて下さい。
【番外編】とにかく今すぐラベルを剥がしたい!って人におススメな方法
人によっては、飲み終わった瓶はすぐに処分したいから、すぐにラベルを剥がしたい!って人もいるでしょう。
そういった方におススメなのが、シール剥がしを用いる方法です。
このシール剥がしは、ホームセンターなどであれば大体見つけることができます。
注意点として、火器の近く使用するのは危険なので、そういったものがない場所で行って下さいね。
シール剥がしスプレーの使用方法ですが、左のスプレーをラベルに噴射して浸透させ、ヘラで少しずつ剥がしていくことになります。
文章だけでは分かりにくいので、実際に試してみましょう。
まずは、スプレーをラベルに噴射します。
しっかりと浸透させる為には、2~3分置いておくのがコツです。(シール剥がしスプレーの使い方より)
また、スプレーの匂いがかなり強烈で、部屋で噴射すると灯油のような匂いが充満することになるので、出来れば外で使用する方が良いと思います。
スプレーがラベルに浸透してきたら、剥がしていきます。
今回は、少し剥がれが悪かったので、序盤はヘラを使って剥がしていきました。
お湯に浸しておいた時と比べて、剥がすのが難しいので、こまめにスプレーを噴射しました。
「少し剥がす⇒スプレーを噴射する」の繰り返しですね。
ある程度剥がれてきたら、手で剥がしていくこともできます。
一歩間違えば、破れてしまう可能性もあるので、慎重に行って下さいね。
剥がし終えたら、先ほどと同じように和紙に貼りつけて、保存できる状態にします。
今回は、後々見返せれるように、クリアファイルに保存してみました。
この中に味はどうだったか?などのメモ用紙なども、一緒に入れておけば完璧ですね。
シール剥がしスプレーの所要時間は、スプレー噴射から剥がし終えるまで約15分で完了しました。
なので、時間がない人には合っている方法かと思います。
ただ、剥がした後のラベル部分を見て分かるように、粘着部分が完全に剥がれていないんですよね。
人によっては、力を入れ過ぎてラベルが破れてしまう…ということも考えられますよね。
まとめ
以上が、日本酒ラベルの剥がし方についてでした。
今回ご紹介したのは、「お湯で剥がす」「シール剥がしスプレーで剥がす」方法です。
お湯で剥がすと、時間はかかりますが、綺麗に剥がすことができます。
スプレーで剥がすと、短時間で剥がれますが、破れてしまうリスクがあります。
このように一長一短あるので、あなたに合った方法を選択するようにしてみて下さいね。
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