【世界一の日本酒】奥の松の試飲レビュー!「味・飲み方・口コミ・販売店」のまとめ!

奥の松の試飲レビュー

今回試飲レビューしたのは、福島県二本松市にある奥の松酒造の「奥の松 あだたら吟醸」です。

福島県と言えば現在の日本酒を席巻する県の一つです。

その中でも名門として有名なのが「奥の松酒造」。なんと創業300年以上を誇る酒造なんです。

歴史が長いだけでも凄いのですが、奥の松酒造の凄さはそれだけなく国内だけに留まらず海外でも評価されているところ。

なんとIWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)という日本酒の世界大会で「チャンピオン・サケ」という称号を得たお酒を醸す酒造でもあるんです。

つまり世界一の日本酒ということですね。

チャンピオン・サケ=優勝

ちなみに、VIPが集まるG20大阪サミットでもサービスされる日本酒として選ばれています。

出典:G20大阪サミット

このように国内外問わず評価が高い「奥の松」を飲んでの感想をお届けしたいと思います。

奥の松の種類

お酒の種類

大吟醸

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
大吟醸雫酒 十八代伊兵衛 山田錦 40% 17度 11,000円(1,800ml)
5,500円(720ml)
大吟醸(桜ラベル) 五百万石 50% 15度 3,300円(1,800ml)
1,650円(720ml)
825円(300ml)
全米大吟醸 非公開 50% 15度 2,255円(720ml)
大吟醸 山田錦 山田錦 50% 15度 1,518円(500ml)
純米大吟醸雫酒 金之丞 山田錦 40% 15度 16,500円(1,800ml)
8,250円(720ml)
純米大吟醸 非公開 40% 15度 5,500円(1,800ml)
2,750円(720ml)
純米大吟醸 山田錦 山田錦 50% 15度 1,628円(500ml)
限定記念酒 純米大吟醸 非公開 40% 15度 3,300円(720ml)

※スマホの方は横にスワイプして確認できます。

大吟醸雫酒 十八代伊兵衛

日本酒の味を確かめる全国新酒鑑評会で、10年以上金賞を受賞しているのがこの「十八代伊兵衛」です。

繊細で優しい香りが予感するように、口に含むと旨口がありながら、程よいまろやかさがいっぱいに広がります。

また、後味はスッキリとしたキレがあるので、単品でも酒の肴と一緒でも美味しく飲める日本酒です。

ツイッターなんかでは、感動的!と言ったような称賛が多い印象ですw

木箱に入っているので、贈答品なんかにも喜ばれること間違いなしです!

大吟醸(桜ラベル)

大吟醸ながら、おとなしめの香りの日本酒です。

飲み口は淡い印象ですが、中盤からはお米の旨味を十分に味わえるふくよかな味わい、そして最後には独特のキレがあります。

飲んでいる最中に雑味などがなく、角が丸い日本酒といったカンジです。

ちなみに、目を引く桜ラベルが特徴的ですが、これは日本酒が発酵する時に出る泡が満開の桜のように見えることから、ラベルに採用されたようですね。

全米大吟醸

こちらの読み方は、全米(ぜんまい)と読みます。けして、「ぜんべい」なんて読まないで下さいねw

全米とは、全てをお米作ったお酒と言う意味です。

通常、醸造アルコールはサトウキビから造られたものが一般的ですが、こちらのお酒は米を原料にした醸造アルコールを添加することで味わいに違いを持たせています。

しっかりとした芯のある味わいが特徴なので、煮付けなど濃い味付けの料理と合わせるとGOODです。

ちなみに、純米吟醸を蒸留したのを醸造アルコールとして使用しているので、超贅沢な日本酒なんですよ。

大吟醸 山田錦

インターナショナルワインチャレンジ2016【大吟醸の部】で銀メダルを受賞したのが、奥の松の大吟醸 山田錦です。

採れたての梨ように瑞々しくも透明感のある味わい、上品な香りが特徴の日本酒です。

サイズは500mlと少なめなので、開封して味が変化するまでに飲みきれるのもポイントですね。

純米大吟醸雫酒 金之丞

奥の松酒造の初代当主の名前をとったのがこちらの日本酒です。

その名に恥じぬ評価のされようで、

  • 東北清酒鑑評会 最優秀賞
  • 福島県鑑評会 知事賞
  • IWC2016 ゴールドメダル

など、ここには書ききれないくらい賞を受賞しています。

上品な香りと、重厚ながらも繊細な飲み口を楽しめるのが特徴的です。

財布が許すなら一生に一度は飲んでおいて損はないですよw

純米大吟醸

前半の飲み口は優しく、舌の上にのるとフルーティーさが口いっぱいに広がりますが、後半には清々しいほどのキレ味のある辛口がやってきます。

良い意味で、前半と後半の味の印象が大きく異なる日本酒というカンジです。

個人的には単体で飲むより、おつまみと一緒に飲みたい派ですね。

純米大吟醸 山田錦

桃やメロンのように甘い果実を思わせる香りが鼻いっぱいに広がる日本酒です。

飲み口も香りから感じられるように、非常にフルーティーで上品な甘みを感じられます。

ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016で金賞を受賞していることからも分かるように、グラスで香りを堪能しながら飲むと最高です。
限定記念酒 純米大吟醸

奥の松酒造の創業300年を記念した日本酒です。

まず香りですが、青りんごなど爽やかな果実を思わせる上品な香りが広がります。

飲み口は、非常なめからで優しく、口いっぱいにお米の旨味を堪能することができます。また、キレも穏やかなので、最後まで余韻を長く楽しむことができます。

ちなみにこちらは、300年記念の第二弾ですが、第一弾とは違い3,000円台で購入できるコスパの良さになっています。

限定品ですので、この機会に300年の伝統を誇る酒造りの集大成を是非ご賞味してみて下さいw

吟醸

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
あだたら吟醸 あきたこまち 60% 15度 2,200円(1,800ml)
1,100円(720ml)
451円(300ml)
286円(180ml)
全米吟醸 チヨニシキ 60% 15度 2,618円(1,800ml)
1,210円(720ml)
528円(300ml)
純米吟醸 非公開 58% 15度 2,838円(1,800ml)
1,375円(720ml)
297円(300ml)
夢の香純米吟醸 夢の香 60% 15度 2,200円(720ml)

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あだたら吟醸

あだたら吟醸

IWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)2018で世界一の称号を得たのが、奥の松酒造の「あだたら吟醸」です。

なんと1,639銘柄の中からチャンピオン・サケとして世界一の栄誉を掴みとったそうですね。

ただ、このお酒のコンセプトは「毎晩飲める吟醸」。ハイクオリティな酒質ながらも、低価格で購入できるというコスパが良いお酒なんですよ。

味わいは、爽やかでほのかに酸味がありますが、喉を通る時に男らしいキレを感じます。

また、香りもフルーティーながらも控えなので、料理との相性を邪魔しない日本酒です。

ちなみに、あだたら吟醸の意味ですが、恐らく安達太良山(あだたらやま)の水を使用しているお酒なので、こういった名前を付けられたのではないでしょうか。

全米吟醸

全米大吟醸の時と同じく、日本酒を蒸留して造られた醸造アルコールを使用しているお酒です。

違う点と言えば、こちらは「純米酒」を醸造アルコールに使用していることです。

その分、酒ならではのコクがより強調されたお酒になっています。

純米吟醸

飲み口は非常に淡く、中盤で旨味を十分に味わえ、最後はキレが強めの辛口日本酒です。

食中酒として、幅広い料理に合わせやすい印象があります。

まずは、冷蔵庫で冷やして楽しんでみて下さい。

夢の香純米吟醸

福島県が開発した酒米「夢の香」、奥の松酵母、安達太良山の水で造られた、完全無欠の福島県産日本酒です。

淡く旨味がのった味と独特なキレがあり、少し辛口よりのお酒です。

純米

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
特別純米 非公開 60% 15度 2,508円(1,800ml)
1,155円(720ml)
506円(300ml)
特別純米辛口 まいひめ 60% 16度 2,508円(1,800ml)
1,155円(720ml)
特別純米生原酒(本生) めんこいな 60% 17度 1,504円(720ml)
純米生酒(本生) 非公開 60% 15度 1,430円(720ml)
616円(300ml)
甘口純米 非公開 60% 15度 1,375円(720ml)
特別純米 コシヒカリ コシヒカリ 60% 16度 935円(500ml)
奥の松 eight(エイト) 非公開 65% 8度 1,320円(500ml)

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特別純米

香りは控えめですが、味わいは秀逸で深い旨味の中に微かな甘味があるのが特徴です。

また、飲んだ瞬間のアタックも程よく、最後のキレまでのバランスが整っているので飲み飽きしないタイプの日本酒です。

料理の味を邪魔せずに、そっと横から添えてくるイメージのお酒です。

特別純米辛口

特別純米の深い旨みやコクをそのままに、後味のキレを鋭くしたのが特別純米辛口です。

少し生臭さを感じる料理などでも、スッと嫌な部分を包み込んで流してくれるので、刺身や珍味系と合わせて飲みやすい印象です。

また個人的にはキレが良いので、夏場に冷やして飲むのもアリかと思います。

ちなみにこちらのお酒は、農学博士の小泉武夫さんから「天下無敵の純米酒」と称賛されるくらいハイレベルな日本酒です。

購入するのに迷った場合は、一度試飲してみる価値はありますよ。

特別純米生原酒(本生)

摘んだばかりの花のようにフレッシュな香り、そして生酒ならではなの若々しい感じが全面に出ているお酒です。

こちらのお酒は、原酒といって割り水をしていないタイプなので、日本酒本来の味を楽しむことができます。(その分アルコールは高めなので酔い過ぎ注意ですがw)

まだまだヤンチャな味ですが、その分輪郭がハッキリと分かるイメージですね。

純米生酒(本生)

こちらも生酒特有のフレッシュ感はありますが、特別純米に比べて酸味が強調されている印象です。

バランスが取れているお酒なので、生酒初心者の方でも美味しく飲める一本ですね。(ただ、保管には注意して下さいね。)

甘口純米

 

奥の山の純米の中でも甘みが最も強いのですが、同時に酸味を合わせもつので、クドい印象は全くありません。

ふっくらとした米の旨味を良く感じることができるお酒です。

冷酒や常温としても美味しく飲めますが、燗に浸けても美味しいので季節を問わず家庭に常備しておきたいですねw

特別純米 コシヒカリ

酒米に飯米である「コシヒカリ」を使用珍しいタイプの日本酒です。(通常酒米は日本酒造り専用のお米が使われます)

味わいは、クセがなく優しいので、どんな料理でも反発することがなく合わせやすいの特徴。

個人的には、海苔の佃煮などご飯のお供として食べるような物をツマミにするのが好きです。

奥の松 eight(エイト)

甘いお酒が好きな女性、日本酒に拒否反応がある方にオススメできるのが「エイト」です。

こちらは低アルコール(8%)で、甘口に造られているので、これまでの日本酒とは一線を画する日本酒というイメージです。

そして、何よりとてもフルーティー。イチゴなどフルーツを思わせる飲み心地です。

日本酒が特有のアルコール感が全面に出ないので、初心者の方でもすんなり入りやすいんですね。

ちょっと甘すぎかな?なんて方は氷を1個入れてロックで飲んでみて下さい。甘さが軽減されてスッキリ飲む事ができますよ。

本醸造

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
サクサク辛口 非公開 65% 15度 2,046円(1,800ml)
1,034円(720ml)
281円(180ml)
金紋本醸造辛口 非公開 70% 15度 1,848円(1,800ml)
本醸造辛口 非公開 70% 15度 1,870円(1,800ml)
231円(180ml)
本醸造生貯蔵酒 非公開 65% 15度 451円(300ml)
上撰本醸造 非公開 65% 15度 2,090円(1,800ml)
2,310円(900ml)(徳利)

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サクサク辛口

2015年に行われた全国燗酒コンテストで最高金賞を受賞した日本酒です。

フルーツのようなスッキリした香りと同様に、飲み口も最初のアタックから最後までスッキリしています。

また、喉を通る時にくるキレによって、何杯でも飲めるような感覚に陥るお酒です。

金紋本醸造辛口

コンセプトである「日常で気軽に呑める酒」からも分かるように、価格をかなり抑えられているのが嬉しいポイント。

こちらもサクサク辛口同様に辛口が売りですが、後味まで辛さが口に中に残る印象です。

油が多い料理などと飲むと、サッと味を切ってくれるので、料理もお酒も映える良さがあります。

本醸造辛口

飲み口の前半部分に甘みがきて、その直後から穏やかな辛口の味わいになり、最後はスッとキレていくのが「本醸造辛口」です。

味の表現は難しいですが、金紋本醸造辛口との違いは、クセがなくより素直な味と言ったカンジですかね。

余計な苦味が旨味を省いて、まとまりがあり、分かりやすい味になっています。

ちなみに、こちらは全国燗酒コンテスト 2016で最高金賞を受賞しています。(2015はサクサク辛口なので連続受賞です。)

本醸造生貯蔵酒

こちらは殺菌するための火入れ回数を抑えたタイプの日本酒です。雑菌が増えてしまうというリスクを負うことによって、生酒の魅力を味わうことができます。

香りは柑橘系の甘みがあるが微かに匂い、飲んでみるとスッキリとした酸味が後味にアクセントを加えてくれます。

特に燗にすると、酸味がより強調されて独特の雰囲気を醸し出してきますよ。

個人的には焼き鳥など、タレ系の料理と飲むのが好きです。

上撰本醸造

コクと男らしいキレを楽しめる日本酒です。昔ながらの懐かしい味が魅力ではないでしょうか。

こちらには徳利タイプもあるので、気分を変えて飲みたい時にも一役買ってくれますよ。

普通酒

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
金紋 非公開 70% 15度 1,837円(1,800ml)
781円(720ml)
363円(300ml)
226円(180ml)
生貯蔵酒 非公開 70% 13度 407円(300ml)
超カップ200 非公開 70% 14度 220円(200ml)

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金紋

冷酒、常温、燗酒と様々な温度帯でも美味しく飲めるように造られたお酒です。

普通酒ですが、開封するとしっかりと餅米のような旨味がある香りが詰まっています。

飲み口は、やや甘めで口に広がると旨味があり、最後にキレが優しくくる印象ですね。

生貯蔵酒

生貯蔵酒では珍しく、辛さに力があるお酒ですので、刺身系の臭みがあるおつまみとの相性も良さげです。

それでいて、生貯蔵の特徴であるみずみずしさは損なわれていないので、結構珍しい口当たりが印象的でした。

また、本醸造生貯蔵と比べると、アルコール度は低めなので飲みやすさはありますね。

超カップ200

一般的な普通酒とは異なり、お米を70%まで削り糖類添加をしていないカップ酒です。

そのおかげでお酒特有の旨味を十分に感じることができ、一昔前の敬遠されるカップ酒とはイメージが大きく異なります。

味わいは、甘みがやや強めで、最後のように酸味を感じることができます。

古酒

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
1988年特別純米古酒 非公開 60% 15度 5,500円(720ml)
1996年特別純米古酒 非公開 60% 15度 3,300円(720ml)

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1988年特別純米古酒

見た目からも分かるように寝かせた分、香りや味が凝縮されている古酒です。

封を開けると蜂蜜のような濃厚な香り、味もそれに負けじとトロリとした甘みがあります。

ただ、単純な甘さだけでなく古酒独特の複雑な味が、別次元の日本酒へと誘いますw

アイスにかけたり、チョコレートと飲んでも美味しいですよ♪

1996年特別純米古酒

1988年の古酒と比べると若干薄め色!ではなく、口に含んだ甘みや余韻にあります。

こちらの方が、少し辛口で余韻もドライな感じがし、甘みもまだ柔らかい印象です。

寝かせた年月も違いますが、寝かせたお酒の味も違うので、このような違いが生まれているんですね。

個人的な感想を言うと、グラッパなどの洋酒が好きなら1988年。日本酒好きが古酒を初めて飲むなら1995年の古酒かなと思います。

スパークリング

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
純米大吟醸プレミアムスパークリング 非公開 50% 11度 11,000円(1,600ml)
5,500円(720ml)
純米大吟醸スパークリング 非公開 50% 11度 616円(290ml)

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純米大吟醸プレミアムスパークリング

全日本ロードレースやスーパーGTの表彰(シャンパンファイト)で使用されていたのがプレミアムスパークリングです。

瓶の中で日本酒を発酵させる「瓶内二次発酵」という技術を用いて造られたこちらのお酒は、華やかな香りと雑味を感じない別格の美味さに仕上がっています。

SNSではレース観戦後にお祝いとしてこちらを飲む人が多いようなので、勝利の美酒としてどうぞw

純米大吟醸スパークリング

ほどよい甘みに酸味があるので、さっぱり&スッキリ飲めるスパークリングです。

また、特別な使用酵母を使用していることもあり、開封した瞬間に華やかな香りが部屋中に充満する勢いになります。

スパークリングというと洋食にしか合わないイメージですが、刺身と食べても美味しく飲む事ができます。

シャンパンのようだけど日本酒。この不思議な味わいを堪能してみて下さいね。

 季節限定

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
純米吟醸かめぐち番(本生) 非公開 55% 15度 1,485円(720ml)
春のしぼりたて 非公開 60% 17度 1,485円(720ml)
あだたら吟醸原酒 非公開 60% 17度 2,640円(1,800ml)
1,265円(720ml)
特別純米氷熟にごり原酒 非公開 60% 16度 1,265円(720ml)
特別純米原酒ひやおろし 非公開 60% 17度 2,640円(1,800ml)
1,265円(720ml)
605円(300ml)
辛口原酒 非公開 65% 18度 1,265円(720ml)
純米吟醸しぼりたて 非公開 58% 15度 2,860円(1,800ml)
特別純米新米新酒初しぼり 非公開 60% 15度 1,485円(720ml)
初しぼり特選純米(本生) 非公開 60% 15度 3,300円(1,800ml)
特別純米にごり原酒 非公開 60% 16度 1,265円(720ml)

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純米吟醸かめぐち番(本生)

出来た日本酒をそのまま瓶詰めにしたのが「かめぐち番」です。また、澱引きという作業をあえてしていないので、瓶内が薄濁のように見えるのが特徴です。

味は、やや辛口で爽やかなお酒なんですが、アタックに薄い柑橘系の酸味、中盤に甘味、終盤に苦味が一気に押し寄せる感じでとても幸せな気分になれるお酒です。

ちなみに「かめぐち番」とは、絞ったお酒がこぼれないように見張りをする役目のことです。

その昔、かめぐち番は見張りをしながらコッソリ、このお酒を盗み飲んで味わっていたそうなんです。

つまり、盗み飲みするくらい贅沢で希少なお酒ってことですね。その意味を込めて「かめぐち番」と名付けられているのでしょう。

春のしぼりたて

最も寒い時期(大寒~立春)に仕込まれたお酒です。

キャップを開けた瞬間にくる華やかでありながらフルーティーな香り、そして飲むと若々しい酸味とふっくら旨味がのった味わいを試してみて下さい。

注意点は、原酒なのでアルコール度数が高めです。飲み過ぎるのだけはやめておきましょうw

あだたら吟醸原酒

世界一の称号「チャンピオン・サケ」を受賞したあだたら吟醸の季節限定バージョン。こちらは原酒になっているのでアルコール度数が少し高めになっています。

全体的に淡い味ですが、曲線を綺麗に描いたなめらかな味はぶっちゃけ感動レベルです。

また、後味のスーッと鼻を通り越す辛口のキレが心地よい気分にさせてくれます。

個人的には、このキレの良さを味わう為にキンキンに冷やしてキュッと飲むのがおすすめです。

特別純米氷熟にごり原酒

夏しか購入できない奥の松のにごり酒が「特別純米氷熟にごり原酒」です。

もろみが出す旨味とほんのりとした甘味、そして余韻を引き立てる酸味が良い感じにマッチしています。

甘みはありますが、後味はスッキリしているので夏に飲んでもしつこくありません。

特別純米原酒ひやおろし

 

香り味ともに良い意味で丸くなった印象があります。

奥の松の中でコクと旨味が強く出ている感じで、最後の辛みは少し控えになっているので、全体的にトゲがないという味のイメージですね。

例えるなら、年齢を重ねるごとに凄みがましてくる老将。三国志で言うなら黄忠のようなカンジですw

辛口原酒

奥の松の秋冬限定でしか購入出来ないのが「辛口原酒」です。

香りは控えめで、優しい旨味がある辛口タイプに造られている日本酒なので、人によっては単品で飲むと物足りないと感じることがあります。

ですが、これは料理とのペアリングを高める為。秋の旬の料理と冷やで、冬の料理と燗で。このようにどんなシチュエーションでも料理を引き立てるお酒なんです。

また、冷酒でも燗でも美味しく飲めるのもポイントですね。

ちなみに、全国燗酒コンテストの2017、2019年に最高金賞を受賞しているお酒でもあります。

純米吟醸しぼりたて

メロンやマスカットのような果実の香りが心地よく香る日本酒です。

味わいは爽やかで旨味が良く出ているカンジです。

しぼりたての原酒は人によってはキツさがある場合もありますが、まろやかで綺麗に曲線を描く味なので飲みやすい仕上がりになっています。

特別純米新米新酒初しぼり

花の露のようにフレッシュな香り、優しい味わいとスッキリとした飲み口が特徴のお酒です。

味の濃淡で言うと淡い印象ですが、米の味はしっかりと舌で感じる事ができます。

フルーティー感がありながらも淡いお酒なので、味を確かめている内についつい飲みすぎてしまうのには注意が必要です。

初しぼり特選純米(本生)

絞ったばかり&酵母が生きた状態のままで飲めるお酒なので、味の端々にトゲが付いているような荒々しいカンジが特徴のお酒です。

個人的にその状態で飲むのが一番好きですが、もう少しまろやかな味わいが好きな場合は冷蔵庫で寝かせてから飲むのもアリです。

特別純米にごり原酒

純米酒ならではの米の旨味ともろみによる味わいが、相乗効果を生み出している「特別純米にごり原酒」です。

にごり酒と言うと、甘めの印象がありますが奥の松のにごり酒は、甘さが控えめにしてあり酸味を感じる事ができます。

例えるなら、初恋の人との別れを数十年後に思い出すような甘酸っぱさ!そんなイメージのお酒ですw

奥の松の試飲レビュー!(味・飲み方・おつまみ)

テーブルの上に置いたあだたら吟醸

ここからは、「奥の松 あだたら吟醸」を実際に飲んでみた感想です。

まずはキャップを開けての印象ですが、薄いメロンのようなフルーティーな香りがほんのりと感じることができます。

派手さはないですが、アルコール臭さは全くありません。

さすが世界一のお酒!香りからかなり上品です。

お猪口に注いだあだたら吟醸

色は透明から薄い黄色で、粘度はサラサラとしています。

早速飲んでみた印象ですが、口に入れるとお米の香りとフルーティー吟醸香が広がってきます。

味わいは、かなり爽やかで香りのイメージよりもスッキリ。飲み終わりには辛味がサッと一瞬現れる印象です。

あだたら吟醸のラベル表示

あだたら吟醸の裏ラベルには、日本酒+4(辛口)と書いてあります。

ですが、フルーティーで少し甘めの香りがあるので、そこまで辛口に感じる事はありません。

よくある淡麗辛口のお酒だと、キレだけが先行してしまうのでかなり人を選びますが、華やかな香りによって辛口が苦手な人でも飲みやすく仕上がっている印象でした。

ちなみに、温度が上がると香りにも変化が出てきます。

冷蔵庫から出して少し時間が経つと、フルーティーさは薄くなり、餅米や炊きたての御飯のような穀物系の香りが全面に出てくるようになります。

米の香りと旨味が強い日本酒が好きな人は、常温に違い温度帯が一番美味しく感じられると思います。

私はフルーティー系が好きなので、冷蔵庫に冷やしてすぐくらいで飲むのが好きです。

温度帯で違った飲み方ができるので、あなたが好きなタイプで飲むようにしてみるのがオススメです。

よく分かんねぇよ!という方は、まずは両方試してみて下さいw

奥の松に合うおつまみ

クリームチーズ豆腐もどきのミートソース和え

今回はクリームチーズ豆腐っぽいのに、ミートソースを和えたものをつまみに用意してみました。

クリームチーズが入っているので味にコクがあるのですが、あだたら吟醸の優しい旨味が下から料理の味を支えてくれ、最後のキレによってしっかりまとめてくれる印象でした。

和食でも良いですが、洋食でも合わせやすくもある日本酒ですね。

クリームチーズ豆腐もどきのミートソース和えの作り方
  1. 水気を切った豆腐にクリームチーズを乗せる
  2. 市販のミートソースの素をかける
  3. 300度のオーブンで10分くらい焼く
  4. 仕上げにバジルをかけて完成

奥の松を飲んだ人の口コミや評価

奥の松を始めて購入するならどれがおススメ?

初めて購入するなら?

奥の松には色んな種類がありますが、初めに飲むなら世界一に輝いた「あだたら吟醸」は抑えておいた方が良いと思います。

世界から評価されている事からも分かるように完成した味わいですし、コスパも良いので飲んでおいて損はない日本酒だからです。

贈答品なら「純米大吟醸雫酒 金之丞」「大吟醸雫酒 十八代伊兵衛」辺りでしょうか。

味わいもゴージャスで好きのない感じですし、木箱に入っているので貰った方もかなり喜ぶと思います。

種類が多すぎて選べない場合は、ギフトもあるのでそちらをチョイスするのもアリです。

個人的にオススメは、OMJS(モンドセレクション金賞受賞ギフトセット)です。

こちらは奥の松の「純米大吟醸」「特別純米」と、奥の松の酒造の別銘柄である「遊佐 純米吟醸」がセットになっているので、かなり飲みごたえがありますよ。

奥の松を購入できる販売店

奥の松酒造はオンラインショップがあるので、購入する場合はそちらを利用するようにしましょう。

ただ、季節限定の日本酒はすぐに売り切れする傾向にあるので、その場合はAmazonや楽天などの大手通販サイトを探してみましょう。

あだたら吟醸などメジャーな物は近所の酒屋でも購入することができます。(私は九州に住んでいますが、あだたら吟醸は近所のスーパーにも置いてありました。)

奥の松の酒蔵情報

酒蔵名 奥の松酒造株式会社
電話番号
FAX
0243-22-2153
0243-22-2011
住所 〒964-0866 福島県二本松市長命69
ホームページ http://okunomatsu.co.jp/index.php
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酒猿
日本酒をこよなく愛する酒猿と申します。自分が好きな日本酒を発掘するのはもちろん、味の好みを聞いて合いそうな日本酒をプレゼンしたりしています。目標は日本酒の知名度アップと、今まで飲んだ事がない人にも美味しさに気づいてもらうこと。宜しくお願いします!
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