【日本酒】八海山の試飲レビュー!「味・飲み方・口コミ・販売店」のまとめ!

八海山の試飲レビュー

今回試飲レビューしたお酒は、新潟県南魚沼市のお酒「八海山」です。

こちらの銘柄は日本酒を飲んだ事がある人なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

それもそのはず、八海山と言えば地酒ブームの火付け役となった日本酒なのです!

現在の日本酒ブームの礎ととも言える八海山。

こう考えると、飲む前から期待が高まりますね^^

八海山の種類

お酒の種類

まずは簡単に八海山の種類と特徴をチェックしてみましょう。

種類 原料米 精米歩合 アルコール度数 価格
純米大吟醸
八海山金剛心
山田錦(麹米・掛米)、五百万石他(掛米) 35% 17% 11,880円(800ml)
大吟醸 八海山 山田錦(麹米・掛米)、美山錦他(掛米) 40% 15.5% 9,418円(1800ml)
4,579円(720ml)
吟醸 八海山 山田錦(麹米・掛米)、五百万石他(掛米) 50% 15.5% 3,607円(1800ml)
1,804円(720ml)
純米吟醸 八海山 山田錦(麹米・掛米) 、美山錦(掛米)、五百万石他(掛米) 50% 15.5% 3,964円(1800ml)
1,987円(720ml)
純米吟醸八海山しぼりたて原酒
越後で候
山田錦(麹米・掛米)、五百万石他(掛米) 50% 17.5% 3,888円(1800ml)
1,944円(720ml)
八海山
雪室貯蔵三年
山田錦(麹米)、ゆきの精・五百万石(掛米) 50% 17% 3,348円(720ml)
瓶内二次発酵酒 あわ 八海山 山田錦(麹米・掛米)、五百万石・美山錦他(掛米) 50% 13% 3,240円(720ml)
特別本醸造 八海山 五百万石(麹米・掛米) 、トドロキワセ他(掛米) 55% 15.5% 2,581円(1800ml)
特別純米原酒 八海山 五百万石(麹米) 、山田錦・こしいぶき・トドロキワセ他(掛米) 55% 17.5% 3,337円(1800ml)
1,663円(720ml)
清酒 八海山 五百万石(麹米、掛米)、一般米(掛米) 60% 15.5% 2,106円(1800ml)
八海山しぼりたて原酒 越後で候 山田錦(麹米) 五百万石、こしいぶき他(掛米) 60% 19% 2,560円(1800ml)
1,231円(720ml)
発泡にごり酒 八海山 五百万石(麹米)、山田錦・一般米(掛米) 60% 15% 1,782円(720ml)
1,010円(360ml)
八海山 貴醸酒 五百万石(麹米)、ゆきの精他(掛米) 60% 17.5% 864円(300ml)

※スマホの方は横にスワイプすることで確認できます。

日本酒だけでも本醸造~純米大吟醸、スパークリングとかなりの種類を揃えています。

そればかりか、最近では日本酒だけでなく、焼酎や甘酒なんかも造っているんですよ。

ちなみに、八海山は辛口がメインなので、日本酒度は大体+5くらいになっています。(にごり酒などの甘口もありますが)

日本酒度に関しては、八海山酒造のホームページで見れるので、そちらで確認してみて下さいね。

純米大吟醸 八海山金剛心

純米大吟醸 八海山金剛心

6月と12月の年に2回だけ蔵出しされる限定品です。気高い香りとやわらかなコクが心地良く、八海山の中でも最上級のお酒です。

この名前のルーツは、「ゆるぎない心=金剛心」なのですが、その名に恥じない酒造りが展開されています。

なんと完成までには、氷点下の条件で2年間熟成させるという工程があります。そして、この期間じっくりと寝かせることで、上品でしっとりまろやかな味わいに仕上がっているんです。

是非、飲む際は2年間のありがたみを感じながら飲んで下さいね(笑)

ちなみに、化粧箱が付いているので、大切な人へのプレゼントとしても外れがないお酒ですよ。

大吟醸 八海山

八海山の最高峰に位置するのが、この「大吟醸」です。

水のようになめらかな口当たり。すっきりと澄みきった綺麗で優しい、ふくらみのある味わい。静かに広がる繊細で深い香り。

正直、言葉で表すのが申し訳ないくらい洗練された極上の逸品です。

吟醸 八海山

吟醸 八海山

とても繊細ながらも仄かに香る果実ような香り、そして口に含んだ時の上品できめ細やかな味わいが特徴のお酒です。

凛とした味わいからは、雪深い冬の南魚沼を連想させてくれます。

上質な落ち着いた味わいで構えずにすっと飲めるので、ついつい盃が進んでしまうのには要注意です。

純米吟醸 八海山

純米吟醸 八海山

このお酒のコンセプトは、主張を抑え料理を引き立てること。

なので、純米吟醸ながら香りは、軽く漂う程度に抑えられています。

味は八海山らしく、キレが良くほどよい膨らみがあり、非常にバランスが良いのが分かります。

純米=米だけで作られた八海山の味をとことん楽しめる一品ですよ。

純米吟醸八海山しぼりたて原酒 越後で候(赤越後)

純米吟醸八海山しぼりたて原酒 越後で候(赤越後)

年に1回、12月に限定発売されるのが、こちらのお酒です。

純米酒特有のまろやかさ、そしてしぼりたて原酒ならではのフレッシュ感を存分に味わうことができます。

ちなみに原酒は、割り水をしていないお酒なので、アルコール度は高めです。

旨さのあまりにガブ飲みして、酔い過ぎるのには要注意ですよ!

八海山 雪室貯蔵三年

八海山 雪室貯蔵三年

その名の通り、大量の雪でつくられた雪室で3年間熟成させた八海山です。

5度前後の温度でじっくりとムラなく寝かせてできあがったものは、熟成香はあまり感じず透明感のあるまろやかな味わい。柔らかな甘みと力強い苦みがバランス良く口に広がります。

穏やかながらも華やかな香りが余韻に残るので、飲む度に気持ちよくなれるお酒です。

ちなみに、一般的な八海山のボトルとは異なり、雪の白さを彷彿とさせる白ボトルなので、限定感はかなりあります!

このボトルを知らない人にはドヤれるかもしれません(笑)

瓶内二次発酵酒 あわ 八海山

瓶内二次発酵酒 あわ 八海山

醸造中の発酵で自然に生じる炭酸ガスのみで作られたのが、「瓶内二次発酵酒 あわ」です。

みずみずしくフレッシュな風味、フルーティな香りと上品な甘み、そして繊細できめ細やかなスパークリングの口当たりが楽しめます。

日本酒界のシャンパンと言った感じなので、和食だけでなくチーズやキャビアなど、幅広い食事に合わせることができますよ。

特別本醸造 八海山

特別本醸造 八海山

辛口でありながら、角の取れたやわらかく豊かな味わいに、度肝を抜かれると思います(笑)

香りは控えめで、後味はスッキリと切れますが、ふくよかな米の旨味も感じられるので、好き嫌いが分かれるお酒ではありませんよ。

燗にすればさらに軽い飲み辺りになるので、違った味わいも楽しむことができます。また、燗につけた時の麹の香りも魅力的なので、匂いも堪能してみて下さいね。

特別純米原酒 八海山

特別純米原酒 八海山

暑い夏の日によく冷やして飲むことを想定してあるので、辛さを抑えながらも軽い口当たりに仕上げられているお酒です。

キンキンに冷やしてキューっと飲むと、さわやかでフルーティな香りが立ったあとに八海山特有の旨味が広がり、体中に染み渡っていくの感じられるハズです。

オン・ザ・ロックでも味わいは崩れず一層おいしくなるので、日本酒に飲み慣れていない方にもおすすめです。

清酒 八海山

清酒 八海山

さっぱりとした香りにキリリとした口当たり。淡麗辛口のすっきりとした飲み口で、どんな料理にも合わせることができます。

味わいに癖もなくバランスがとれていて飲み飽きしません。

個人的には、燗で楽しみたい高品質な晩酌酒と思っています。

八海山しぼりたて原酒 越後で候(青越後)

八海山しぼりたて原酒 越後で候(青越後)

フレッシュで荒々しいしぼりたて原酒ならではの飲みごたえと、さわやかな味わいのバランスが特徴です。

甘い吟醸香が広がったのちスッと消えていくイメージですね。そして、純米酒ならではのコクのある濃厚な口当たりが楽しめます。

また、日にちが経つにつれて熟成が進み甘みが増していくので、開封当初とは違う味も楽しめるんです。

発泡にごり酒 八海山

さわやかなプチプチ感と華やかな香り、飲み口はみずみずしく軽やかで、すっきりした味わいです。

口の中に含むんでいると、やわらかい甘みとうまみが広がっていきます。

それでいて、八海山特有の爽やかさと清らかさは十分に堪能できるんです。

食前酒としてもよし、お食事に合わせてもよし、デザートに合わせてもよし。ちょっとしたお食事会や女子会に持っていく注目の的になれますよ!きっと!

八海山 貴醸酒

八海山 貴醸酒

独特のとろみがあり、味わいは濃厚で奥行きが深く、芳醇な甘みと適度の酸味が特徴なお酒です。

個人的には、食事と一緒に飲むよりも、貴醸酒の味を単体で楽しむのが合っていると思います。

また、開封後して熟成が進んでくると、だんだんと重厚な琥珀色になっていき、いっそうまろやかさが増します。

この状態になれば、オン・ザ・ロックでゆっくり飲むのも良いですし、アイスクリームなんかにかけたりして楽しむのもアリです♪

ちなみに、貴醸酒とは、三段仕込みの最後の仕込みの時に、仕込み水の代わりに清酒を使う日本酒のことです。

赤越後と青越後の違いって何?

八海山には2種類の「越後で候」が存在します。この両者の違いは以下のような点です。

しぼりたて原酒 越後で候(青越後) 純米吟醸 しぼりたて原酒 越後で候(赤越後)
原材料 米・米麹・醸造アルコール 米・米麹
使用米 山田錦(麹米) 五百万石、こしいぶき他(掛米) 山田錦(麹米・掛米)、五百万石他(掛米)
精米歩合(クラス) 60%(本醸造) 50%(純米吟醸)
販売期間 10月末から1月まで 12月上旬

細かな違いはあるものの、大きな違いと言えば、米や米麹、水以外混ぜものがあるかどうか?になります。

なので、米だけで作られた日本酒が飲みたい時は赤越後をチョイス。その辺りが気にならないなら青越後をチョイスしましょう。

ちなみに金額は何も添加されていない赤越後の方が高くなります。

八海山が造った「あさぎ」にも注目!

八海山のホームページでは販売されていませんが、八海山とプリンセスホテルが共同開発した日本酒「あさぎ」にも注目です。

超軟水を食中酒として仕上げたこのお酒は、従来の八海山のイメージとはまったく異なるものに仕上がっています。

八海山のファンならずとも一度は飲んでおきたい味わいですよ。(限定2000本ですし><)

八海山の試飲レビュー!(味・飲み方・おつまみ)

八海山をコップに注いだ写真

今回試飲レビューしたのは、八海山の吟醸です。

まずは香りですが、そこまで強くありません。

香りだけでずっと楽しむということは出来ませんが、フルーティーな匂いがふんわりと薫るので、それはそれで心地が良いカンジです。

次に味です。

辛口の部類に入るので、覚悟をしていたのですが飲み口は凄く柔らかい印象です。

そして、喉を通っても優しい甘みが口に残っているので、余韻をずっと楽しむことができます。

飲み口、口に含んだ時、喉を通り過ぎた時と、最初から最後まで優しい味わいなので、非常に飲みやすい日本酒だなぁと感じました。

飲み方は、甘みが出すぎないように冷やして飲むのが、個人的には好きですね。

八海山に合うおつまみ

薬味をのせた冷奴の写真

八海山のおつまみにチョイスしたのは、たっぷりと薬味がのった冷奴です。

薬味にはショウガ、にんにく、豆板醤などが入っていて、かなりパンチの効いた味になっています。

八海山 吟醸がかなりバランスが良いので、少しパンチの効いたおつまみでも柔らかく包みこんでくれます。

無難なおつまみも良いですが、色々と試してみて日本酒の新たな一面を探すのも面白いですよね。

レシピも載せておくので試してみて下さいね。

  1. 冷えた豆腐を用意する
  2. 味が染みやすいよう豆腐に穴をあける
  3. ショウガ、ニンニク、豆板醤、ゴマ油を軽く炒める
  4. 豆腐の上にかけて完成

八海山を飲んだ人の口コミや評価

八海山を始めて購入するならどれがおススメ?

初めて購入するなら?

初めて八海山を購入するなら、私が飲んでいた「吟醸」をおすすめします。

入手難易度という点もですが、八海山の中間クラスに位置するこのお酒は、八海山らしさが分かりやすいからです。

なので、自分で飲む時は吟醸から初めて見ると分かりやすいと思います。

贈答品の場合は、「八海山金剛心」「大吟醸」辺りが良いと思います。

ゴージャスな味わいもそうですが、化粧箱も付いているので、受け取った側も嬉しいですしね。

女子会などだったら、スパークリングの「あわ 八海山」の方がウケは良いと思いますが。

八海山を購入できる販売店

八海山は人気銘柄なので、お近くの酒屋さんで入手できると思います。

限定品などが欲しい場合は、こちらに載っている店舗も参考にしてみて下さい。

八海山の甘酒が購入できる販売店ですが、甘酒が買えるなら八海山の種類は豊富に取り揃えている可能性が高いからです。

八海山の酒蔵情報

酒蔵名 八海醸造株式会社
フリーダイヤル
電話番号
FAX
0800-800-3865
025-775-3866
025-775-3300
住所 〒949-7112 新潟県南魚沼市1051
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酒猿
日本酒をこよなく愛する酒猿と申します。自分が好きな日本酒を発掘するのはもちろん、味の好みを聞いて合いそうな日本酒をプレゼンしたりしています。目標は日本酒の知名度アップと、今まで飲んだ事がない人にも美味しさに気づいてもらうこと。宜しくお願いします!
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